㈱牛コンサル 酪農コンサルタント 代表中野です。
仕事の生産性を上げることが不況に左右されない方法
では、どうやって生産性をあげるのか?
2022年11月より乳価が上がることは、ほぼ決定された。が、多くの酪農経営者が、この10円ではやってはいけない…とボヤいている。なぜ?もっとあげることができないのか?とか、あげたら乳製品の売り上げが下がるとかやってみなくては、分からないのでは?
とか、そんな事をボヤいている。
これらの考え全ては、他責思考である
自分では、どうにもならないことに対して、あれやこれを言っても、何も始まらない。これがみんなで、言ったところで同じである。ビジネスは、感情では決まらないからである。数字で決まるからである。
では、ある乳業メーカーが大幅な値上げを決めたとして、それが原因で倒産したとしたら、酪農家は責任をとるのだろうか?とる!という酪農家はいないだろう。それが事実である。その責任をとれない以上、言っても無駄である。
だから、他責の事にガヤガヤ言っても仕方がない。自分の今できることに集中する。自分の責任において、経営を改善していく。それしかない。自責思考で進めるしかない。
その中で、やっぱり今のままでイイわけがない…という思考が不可欠である。今のままで、同じやり方で、と考えるから…
自分は変えない
だから、世の中も何もかも変わるな!
とは、ならない。
世の中は、常に変化する。それに適応していかなくてはならない。
そうやって、少しずつでも経営の生産性をあげる努力が必要なのだ。
ボクは酪農経営を指導しているのと別に、現場に自分も関わっている。そうすると、やはり、酪農経営者とは見ている視野が違うことに気づく。どんどんさまざまな疑問が、増えてくる。その疑問を、1つずつ、トライアンドエラーしていくのだ。
これによって少しずつ生産性を向上させていく。
やり方を変えなくてはならないのだ。そして、早めに大型投資をして、一気にブーストをかける。
もちろん、それで終わりではない。さらに、ブーストをかけ続けなくてはならない。
経営に終わりはない。
また、新しい課題が増えるだけ。
これが、嫌なら、残念ながら経営を辞めた方がいい。サラリーマンの方がよっぽど気楽だから。黙っていても、給料はもらえるから。その方がいい。