(株)DCFサービス 酪農コンサルタント 中野です。

今の通貨、ドルや円、ユーロというものの「信用」を保証している国がぐらついてきている。そこで作られたのが「個人皆んで管理」=ブロックチェーンで管理する仮想通貨というもの。未来のお金とも言われる仮想通貨がこうして作られた。

でも、仮想通貨は通貨としてはあまりにも使いづらい。
それは価値の変動要因が大きすぎる。2018年は1ビットコインが20万〜200万までの乱高下をした模様。現在の価値は70万円ほど。元々は通貨とは「商品の価値」「価値の尺度」として存在しているもの。その尺度が乱高下するとちょっと・・・というのが今の状態。

そこで天才マークザッカーバーグが創設したFacebookは「Libra」という仮想通貨を作る!と発表した。このリブラの目標は「世界の共通通貨」として世界中のあらゆる人が使えるようにする「デジタル通貨」として存在すること。
それをFacebookの世界中と繋がる技術を用いて、世界中で取引できるようにすること。
もちろん、仮想通貨のメリットである送金手数料や銀行を通さないというメリットは持ちながらも「どこまでのことが可能になるのか?」はわかりません。
でも、今までのお金への価値感や使い方を大幅に変えていくことは間違いないと思っています。だって、今までは「国」が管理して担保していたものが「民間」が管理して担保していくように変わるのですから大きく変わることは間違いありません。

この文章は決して「仮想通貨を使いましょう!」ということを促すものではありません。読者の皆さんにちょっと先の未来に起こりうることをお伝えすることを目的としています。それは、皆さんが経営者だからです(酪農経営者向けとして)。
経営者の大事な仕事の1つにどこに投資をするのか?を決めるということがあります。そのためには未来を予測するという行為が不可欠です。
そうでないと、きっと後悔してしまうでしょう。
「知っていれば絶対こうしなかった・・・」
どこが聞いたことがあると思います。
中小企業や個人事業の場合、その選択を間違えると命取りになりかねません。

あなたの経営の参考になれば・・・